1: ロンメル銭湯兵 ★@\(^o^)/ 2015/11/12(木) 21:27:38.43 ID:???.net
 中国が提出した「南京大虐殺」と「慰安婦=性奴隷」の2つの案件が注目される中、10月4日からアラブ首長国連邦の
首都アブダビで開催されたユネスコ記憶遺産国際諮問委員会(IAC)は、「南京大虐殺」文書を登録する決定を行った。
「慰安婦」については「不登録」となったが、ユネスコは2年後の次回、韓国などと連携して再提出するよう勧告した。
いずれにせよ中国は、ユネスコを利用して、大きな対日歴史カードを手に入れたのである。

 この決定は、今年の日本外交の再度の大敗北である。再度の、と言うのは、明治期の産業革命遺産を世界文化遺産として
登録するに当たり、6月に日韓外相会談で、朝鮮半島からの徴用工を「強制労働」させたと読める文書に合意するという
失態があったからである。それに次ぐ第2の深刻な失敗を、戦後70年歴史戦の今年、外務省=日本政府は犯してしまったのである。

 14人からなる国際諮問委員会の審議の実態は、外務省の依頼でこの会議にオブザーバーとして参加した高橋史朗氏が
別稿で報告されるので、ここではこれ以上ふれない。

 今回の登録の基本的な問題点を列挙すれば、次の通りである。

(1)中国の申請がそもそも「心の中に平和を築く」というユネスコ設立の趣旨に反する内容であること、
(2)記憶遺産は人類的な価値のある文化遺産を保存するための制度であるのに、中国の申請はその趣旨に反する国際機関の
政治利用であること、
(3)申請資料の内容が公開されず、日本側に反論の機会が全く与えられなかったこと、
(4)諮問委員は資料保存などの専門家ではあっても、歴史の専門家ではなく、歴史資料の評価を行う能力を欠いていること、
(5)諮問委員会の決定は、申請国のロビー活動の結果で事実上決まること、
(6)審議は公開されず、密室で決定されること、
(7)ユネスコの事務局長がもともと中国寄りの立場の人物であること--。

 これを見れば、殆どお話にならないデタラメと不正が行われていると疑われても仕方がない。

 右のうち、最後の・について補足しておく。現事務局長のイリーナ・ボコバ氏はブルガリアの出身の女性で、ブルガリア共産党の
党員であった。フランス大使などの要職を経て、2009年からユネスコの事務局長に就任した。重大なことは、彼女が、西側諸国が
揃って出席を拒否した中国の抗日戦勝記念行事に出席していたことである。9月3日には天安門で最新兵器のパレードを参観し、
習近平とのツーショット写真におさまり、習近平夫人との対談までしている。

 この親中派のボコバ氏が、次期の国連事務総長を狙っていると言うから穏やかではない。東欧出身の、初めての女性事務総長として
待望論があるのだという。もしそんな人事が実現すれば、国連は中国の道具に成り下がるだろう。

■南京戦はあったが「南京虐殺」はなかった

「慰安婦」が却下され、「南京」が登録されたことで、戦後70年歴史戦の今年残りのテーマの中心は、否が応でも「南京事件・
南京大虐殺」ということになった。

 南京事件については、日本において1970年代以降の長い研究と論争の歴史がある。そもそも1970年代前半までの歴史教科書には
「南京事件」は全く載っていなかった。朝日新聞の本多勝一記者が中国共産党中央委員会の招待で40日間、中国共産党の用意した
語り部をあてがわれて「取材」した記事が「中国の旅」として報道されたのが、全ての始まりである。

>>2以降に続く)

藤岡信勝氏 昭和18(1943)年、北海道生まれ。

産経ニュース 2015.11.12 05:00
http://www.sankei.com/life/news/151112/lif1511120002-n1.html

引用元: ・【藤岡信勝】「南京」と墜ちたユネスコ、国連 登録資料・中国版「アンネの日記」自体が「大虐殺」不在の証拠だ[11/12]

【国連とユネスコをお笑い団体にしたのは誰だよ【藤岡信勝】「南京」と墜ちたユネスコ、国連 登録資料・中国版「アンネの日記」自体が「大虐殺」不在の証拠だ[11/12]】の続きを読む