▲2日（現地時間）、インドネシア首都ジャカルタの街で一人の女性がマスクを着用し歩いている。人口4位の国であるインドネシアで、この日初めてコロナ19確診者2人が発生したと保健当局が明らかにした。2020.03.02。ニューシス

全世界のあちこちで新種コロナ ウイルス感染症(コロナ19)拡散傾向が続く中、日本人がコロナ19感染源扱いを受けている。

15日、日本NHKによればコロナ19清浄国家と呼ばれたアフリカ大陸北東部エチオピアで初の確定診断（確診）者が出て、さらに続けて感染者が発生した。これら確診者は全て日本と関係がある。

エチオピア保健当局はこの日、首都アディスアベバで働いている44才と47才の日本人2人と42才のエチオピア人1人が確診判定を受けたと明らかにした。当局はまた、これら3人全員が13日、初のエチオピア内での確診判定を受けた日本人と交流があったと言う。これに先立ってエチオピアでは13日、初の確診者が発生した。この確診者は去る4日、ブルキナファソから旅行に来た48才日本人だ。

日本人はすでにインドネシアでも初の確診を発生させて「感染源」という烙印が押された状態だ。

インドネシアは中国と非常に密接な関係を結んでおり、人口は2億6000万人を越えるが今月2日、初めてコロナ19確診事例が報告された。当時、テラワン・アグス・プトラント保健相は「ジャワ州デポック市に住む64才女性と31才の娘がジャカルタの総合病院に隔離中でコロナ19確診判定を受けた。これら二人は日本人A氏と接触した」と明らかにした。A氏は先月27日マレーシアで確診判定を受けて今月の初めインドネシアに訪問した。

テラワン長官が「日本人からうつった」として日本人を感染源と言及し、インドネシアでは日本人に対する乗車拒否や入店禁止が続くなど日本人嫌悪が拡散している。

インドネシア最大日本人・日系企業団体であるジャカルタ ジャパン クラブ(JJC)は「『日本人がレストランで入店禁止にあったり、タクシーに乗ろうとすると拒絶される』『日本人という理由で厳しい視線を受けたり悪口を言われる』等の相談が多数入っている」と明らかにした。

日本人が(インドネシア人の)同僚から「マスクを着用してほしい」と要請され会議などの参加を拒絶されることも少なくない。ツイッターではインドネシア人が「日本人がきたという理由で他のお客さん全員(レストランの席から)たった」等の掲示物も探すことができる。

これに対し石井正文、駐インドネシア日本大使が13日、インスタグラムを通じて日本人に対する不当な待遇や差別をなくしてほしい、という動画を公開した。石井大使は「子供を含むインドネシアに住む日本人たちがコロナウイルスと関連して不当な待遇と差別を受けている、という話を聞いた。これに対し深い遺憾を表明する」と話した。引き続き「インドネシアに住む日本人はウイルス拡散の根源でない。私たちはインドネシアの友人」と付け加えた。

全世界のあちこちで日本人が感染源扱いを受けているが、それでも日本政府は日本には確診者数と死者数が少ないとし、安全な国だと強調している。日本NHKによれば安倍晋三日本総理は「コロナ19を克服して予定通りにオリンピックを開催する。日本の人口1万人当りのコロナ確診者は0.06人で、韓国、中国、イタリアより少ない水準だ。非常事態を宣言する程ではない」と強調した。

イ・ジェウォン記者

ソース：マネートゥデイ（韓国語）"日本人は感染源"…全世界あちこちでコロナ19移すとすぐに嫌悪拡散
https://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2020031613485319605