真室川町で見つかった不審なバルーン（県警提供）

　14日午後3時ごろ、真室川町平岡の田んぼで不審なビニール製のバルーンが木に引っ掛かっていると、車で通り掛かった町内の男性（58）が新庄署に届け出た。同署は、先月から県内で相次ぎ見つかったバルーンと同様、朝鮮半島から飛ばされた可能性があるとみて調べている。

　同署によると、バルーンは長さ約6メートル、直径約1.5メートルの筒状。黒い箱型のタイマーと、微量の液体が入ったビニールパックが付いていた。液体はその場で調査した結果、危険性はないと分かった。タイマーにはハングルが記載された韓国製とみられる単3乾電池2本が入っていた。

　現場は新庄神室産業高真室川校から北に約500メートル。不審なバルーンは先月、県内4カ所で確認されており、同署は見つけた際はむやみに触ったり臭いをかいだりせず、すぐ通報するよう呼び掛けている。

http://yamagata-np.jp/news/201611/15/kj_2016111500306.php