茨城県警は２６日、茨城県常陸太田市小沢町付近の上空に浮かんでいた巨大な不審物の写真を公開した。

巨大不審物は、通行人の男性（６５）が２５日午前７時ごろ、上空に漂っているのを発見。その後、同所の民家のテレビアンテナに引っかかり、県警太田署員が回収した。

太田署によると、不審物は半透明のビニールを筒状にして膨らませたもので、いわばバルーン。

大きさは直径約１・５メートル、長さ約９メートル。タイマーのようなものと無色の液体が入ったビニール製の袋がそれぞれひもでつるされ、２つは導線でつながれていたという。

火薬や発火装置はなく、簡易鑑定の結果、液体からサリンなどの劇物や放射性物質は検出されなかった。

同様のバルーンが９月以降、秋田市や山形県新庄市で発見されており、同署は関連を調べている。

秋田市や新庄市で見つかったバルーンには、ハングル表示の乾電池が入ったタイマーのようなものが取り付けられており、朝鮮半島から来た可能性があるとみられる。

産経
http://www.sankei.com/affairs/news/161026/afr1610260025-n1.html