1: まるっとニュー 2021/02/05(金) 13:04:57.17 ID:CAP_USER
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▲河野洋平元官房長官(左)と村山富市元首相=東京/AFP・聯合ニュース

 日本では韓国について「約束を守らない国」「謝罪と補償を行ったのに要求し続ける国」という認識がかなり強い。2018年に東京にいた時、ある大学が主催した討論会を見に行ったことがある。日本の教授が強制動員と「慰安婦」問題を語った際、韓国は絶えず謝罪を要求すると述べ、「被害者ストーカー」という表現を使用して、驚いた記憶がある。その場には韓国の教授も討論者として参加していた。

 日本社会の雰囲気を全く理解していないわけではない。両国は1965年に韓日請求権協定を結び、2015年に韓日「慰安婦」合意を交わした。また、日本政府は「慰安婦」動員の強制性を認めた河野談話(1993年)、植民地支配と侵略戦争を謝罪した村山談話(1995年)、植民地支配の違法性を確認した菅直人談話(2010年)など、複数回謝罪しているのも事実だ。しかし、この謝罪を根本から揺さぶったのも日本政府だ。

 安倍晋三前首相は2013年、靖国神社を参拝したのに続き、2014年には河野談話の根拠となる「慰安婦」被害者の調査に問題があるとして検証を開始した。数カ月にわたる調査の末、談話を修正するだけの証拠も見つけられぬまま、「文言を韓日が調整した」と述べるなど、ケチつけに集中した。この談話が政治的妥協の結果だったということを浮かび上がらせ、「慰安婦」動員の強制性や日本政府の責任を否定する右翼勢力を勢いづかせた。

 日本の歴史の逆流はこれで終わらなかった。中高の歴史教科書から「慰安婦」と強制動員に関する記述が削除されつつある。2019年には日本最大の国際芸術祭に展示された「平和の少女像」が、右翼からの脅迫と政府の幇助により3日で展示が中止された。芸術作品としても「少女像」は日本には存在し得ないことを明確にした。昨年10月にドイツの市民社会が建てた少女像に対し、日本政府が全方位的に撤去圧力を加えたことを、私ははっきりと覚えている。在日同胞などに対する日本の「ヘイトスピーチ」(特定集団に対する公開的差別・嫌悪発言)は相変わらずだ。

 このような日本は、歴史問題において「すべては終わった」とし、これ以上何も語るなという。二度の合意と歴代首相の談話を、単に自分たちの歴史的恥部をさらけ出させないための「口止め」用としてのみ用いているのに、どうしてこの問題を終わらせられようか。

 日本の戦争責任と強制動員問題の解決に取り組む内田雅敏弁護士は最近、朝日新聞のインタビューで、韓日が和解するためには3つのことが必要だと述べた。その3つとは、加害者が事実と責任を認めて謝罪し、その証しとして金銭補償をすること、そして過ちを繰り返さぬために問題を後世に伝えることだ。特に3つ目がなければ、前の2つの合意は生かせないと強調した。

 20年以上にわたり、強制動員被害者の遺骨発掘と、韓日の学生が参加する東アジア共同ワークショップを主導する漢陽大学文化人類学科のチ ン・ビョンホ名誉教授も、昨年11月の国際シンポジウムで次のように述べている。「東アジアは経済的依存関係は深まったが、壁は依然として高い。過去に対する最小限の共通認識がない中で成立した機能的で表面的な接触は、むしろ互いに偏見と固定観念を強化する恐れがある」

 韓日の政府が外交的に合意したとしても、歴史問題はこれで終わりと言うことは困難だ。加害と被害のある歴史問題についての「最小限の共通認識」を作り出し、「後世に伝える」ために、両国がすべきことは多い。歴史問題について簡単に「終わり」と言ってはならないということを認めた時、解決の糸口は見いだせると思う。

キム・ソヨン|東京特派員

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/981914.html
韓国語原文入力:2021-02-04 18:48訳D.K

ソース:ハンギョレ新聞日本語版<[特派員コラム]韓日の歴史問題の終わりとは何か>
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/39059.html

引用元: ・【韓国】 韓日の歴史問題の終わりとは何か~「最小限の共通認識」を「後世に伝える」努力が必要[02/05] [蚯蚓φ★]

【まだこんなこと言ってる【韓国】 韓日の歴史問題の終わりとは何か~「最小限の共通認識」を「後世に伝える」努力が必要[02/05] [蚯蚓φ★]】の続きを読む