中国経済の先行きへの懸念が高まっていますが、中国人の個人消費は依然、旺盛で、特にインターネットを
使ったビジネスは中国で急成長しています。

　去年のインターネット通販の市場規模は日本円でおよそ５５兆円と前年より５０％増え、このビジネスチャンスを
つかもうという動きが出ています。

　中国の３０代の女性が自宅で行っているのは、日本で売っている商品を代わりに購入する、「代購」と呼ばれる
ビジネスです。日本で「爆買い」した姉から中国に送ってもらったものに手数料を上乗せして、国内向けに
販売しています。

　化粧品や洗顔料などが入った段ボール箱がびっしり並ぶ自宅で、女性は、客とスマートフォンでやり取りして
希望の商品を送ります。

　手軽なビジネスですが、売り上げは多いときで月に１００万円近くに上ると言い、この女性は「代購ビジネスは
少ない資金で小遣い稼ぎができます」と話していました。

　この「代購」は、関税などを払わず違法だという指摘もありますが、一般市民の間で流行しています。

　また、こうした動きを取り込もうという日本発のインターネット通販も登場しました。運営しているのは、関西を中心に
３３０店舗を展開している日本のドラッグストアチェーンで、去年から、中国の消費者向けのインターネット通販で
売り込みを始めました。

　日本製品人気を意識し、ホームページにはあえて日本語を載せているほか、発送の際、商品を日本の新聞紙で
商品を包み、日本ブランドをアピールしています。

　このホームページを利用している上海の女性は、「中国の商品は本物か偽物か分からないから不安ですが、
日本から送られてきた商品は偽物がないから安心です」と話しています。

　このドラッグストアチェーンの担当者は「中国では、国内のネット通販のスピードよりも３倍から５倍のスピード感で
成長していっています。今後も成長はどんどん続いていくのかなと思っています」と話しており、中国でのインターネット
通販の去年の売り上げを、ことしは２倍以上の１０億円を目指すということです。

NHK NEWS WEB　ニュース詳細　8月13日 7時28分　（ソース元に動画あります）
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150813/k10010188301000.html

関連スレ
【中国】日本での“爆買い”に歯止め　中国が関税引き下げ　国内消費を喚起[5/26](c)2ch.net
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1432570374/