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    タグ:木村幹

    1: まるっとニュー 2020/05/22(金) 14:58:54.71 ID:CAP_USER
    日本の中高年はなぜいまだに韓国を“格下”に見てしまうのか


     愛憎入り混じった視線が良く向けられる国、韓国。特に最近の韓流ブームを巡っては、K-POPやコスメがSNS経由で若者に受けている反面、上の世代にとっては理解しづらい面も少なくないようだ。

     韓国理解を巡る世代間の断絶はどうして生まれるのか。朝鮮半島研究の第一人者である政治学者、木村幹・神戸大学教授と、毎日新聞社で韓国の取材を長年手掛け、『反日韓国という幻想 誤解だらけの日韓関係』(毎日新聞出版)を執筆した澤田克己・毎日新聞論説委員に対談してもらった。後編の今回では、日本の中高年世代で韓国のイメージが「昔で止まっている」問題に迫る。

    中略


    ●韓国は「下であってほしい」存在

    木村: 例えば「パク・クネがこう言った」といった悪いニュースは覚えているけれども、「サムスンはパナソニックより今やはるかに大きい」とか、「韓国はG20の一角だ」と言うと、へぇと言う人がいまだにいます。言われてようやく気付いた、という感じですね。


     どこかの時点で、韓国は「日本人の持っているイメージ」からはみ出し、理解不能になってしまったと思います。日本人が日本自身の凋落(ちょうらく)に付いていけず、中韓や東南アジアのペースにも付いていけなくなった。結果として“記憶を失った”ような状態になっている。

    澤田: 一つには年を取るとみんな頭の中が硬直化する、ということは当然あるかもしれませんね。社会のことを知らなかった20代までの方が柔軟で、新しい知識に抵抗感が無い。頭が固まってきた後の変化は受け入れられないのかもしれない。


    木村: 加えて日本のメディアのマーケットが、高齢者向けになってしまっている面もあるとは思いますね。

     よく言われることですが、日本にとって韓国は「先進国と途上国の間に挟まっている国」のイメージでした。だから「PPP(購買力平価)ベースでの1人当たりGDPでは韓国が日本を追い抜いた」といった記事を読んでも、感覚的に理解できないのです。

    澤田: それで「どうやら韓国社会は格差がひどいので、1人当たりの平均データは意味が無い」と思ってしまうんですよ。「日本だって格差社会だけれども、韓国は比べものにならない」と。

    木村: 「どうしても、下であってほしい」存在なのだと思います。いつも使う比喩ですが、日韓関係とは“年取った父親と付き合うようなもの”です。父親は子どもに対して(いつまで経っても)「お前はなってない」「大したことない」と思うものじゃないですか。「息子(=韓国)は下であってほしい」的なものが、日本人の持っている感覚にはあると思うんですよ。

     ただ、残念ながら韓国はそういった“子ども”ではなく、日韓関係もそういうものではない。(日本人の側が)認めたくなかったり、得る情報が偏っている部分もあるとは思います。


    https://www.itmedia.co.jp/business/spv/2005/22/news036_2.html

    写真:木村幹
    no title

    引用元: ・【話題】神戸大・木村幹「日本人はどうしても息子(韓国)は下であってほしいという感覚がある。残念ながら韓国は“子ども”ではない」 [鴉★]

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    1: 雨宮◆3.yw7TdDMs 2015/10/29(木)12:52:54 ID:iGT
    韓国の民主化は1987年。こうして、1990年には挺身隊対策協議会、いわゆる挺対協ができます。

    とはいえこの段階ではまだ今とは状況は全く違っていました。なぜなら、1965年の日韓基本条約で日韓間の全ての問題を解決した、
    という理解を日韓両国政府が共有していたからです。
    背景には民主化以前の韓国では、政府に自らの要求をつきつけること自体が難しかった、ということがありました。

    状況が変わるきっかけとなったのは、朝日新聞の報道でした。といっても、最近話題の「吉田証言」にかかわるものではありません。
    圧倒的にインパクトがあったのは、吉見義明・中央大学教授へのインタビューに基づいて行われた「慰安婦 軍関与示す資料」と題する報道です。
    この報道の直後に日韓首脳会談があり、1月15日から17日の3日間、宮沢喜一首相(当時)は少なくとも13回も
    (これは毎日新聞に出ている謝罪の数を合計したものなのですが) 謝りました。
    「真相を究明してください」と要求された日本側が出したのが、有名な1993年の河野談話でした。

    ちなみに余談ですが、安倍首相や彼に近い人たちが、河野談話に非常に批判的な理由の1つがこの経緯なんですよね。
    自民党の一番リベラルな派閥「宏池会」が、党内の右側の人たちから全く合意を取らずに突っ走った、「宏池会」と対立する人たちはそう考えた。
    結局、こうして河野談話は自民党内でしこりを残すことにもなりました。

    さて、ここでお気づきでしょうか。ここまで実は日本における右側からの動きはあまり出てきませんでした。
    なぜなら80年代以降90年代半ばまでの歴史認識の動きは、どちらかといえばリベラル勢力がこの問題に積極的に対応し、
    でもこれが上手く処理できないことが一因だったからです。

    しかし、ここから日本側からも「韓国に対して積極的に意見を言うべきだ」という動きが出てきます。
    最初は1996年、一部の研究者やこの問題に関心を持つ人々を中心に「新しい教科書をつくる会」ができます。
    メインストリームの外側にいる右側の人たちの運動で何かしらがはじまり、それが大きく成功すると、
    「しめた」とばかりに自民党政権が取り入れる。これが小泉政権から今まで続いている一つの流れです。

    ―日韓基本条約で締結されたことがひっくり返ってるということだと思うんですけど、
    その日韓基本条約自体の結び方も、なんでお互い齟齬がある状況で結んでしまったんでしょうか。

    アメリカは韓国からベトナムにどんどんお金を移していた。だから今すぐお金がほしいというのが朴正熙政権当時の状態。
    アメリカも「日本にもらえ」と後押ししたんですね。

    右側の人たちはよく、日本の外交はいつも屈辱的で譲歩ばかりしてると言うけど、対アジア外交に関して言うと、
    少なくとも法律的には中国には賠償金を払ってないし、韓国に払ったお金も「経済協力金」という名目でした。
    植民地支配していた側が金を出して「経済協力だ」と言われたら、屈辱的ですよね。でも、韓国はそれに反発できない状態だったんです。
    そんな思いが韓国人にあるので、日韓基本条約はいずれ改正されないといけないと思っている。

    ――安保法案が通った時に、近隣諸国の中で韓国と中国だけが反対を表明したじゃないですか。韓国はなんで反対するんですかね。

    中国はターゲットだから当然わかりますよね。だけど同じ同盟にあるはずの韓国がなぜ反対するかというと、
    イメージとして朝鮮半島に自衛隊がやってくることへの拒否感なんですよね。
    朝鮮半島有事が起こった時に自衛隊が救出作戦をするのは、国民感情的に嫌なんですよ。
    韓国人は、中国人民解放軍と自衛隊が韓国に上陸するところも絶対見たくないと思っている。

    もう一つは、韓国は中国と軍事的に対抗したくないので、日中の対立に巻き込まれたくないと思っているんですよ。
    日本人は尖閣問題があるからアメリカにもっと頑張ってほしいと思ってるでしょう? 
    そういう日本は韓国から見ると、米中対立を煽っていると見えるんですよ。

    http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/28/comfort-women-japan-korea-relation_n_8319014.html

    引用元: ・【論説】木村幹・神戸大教授「日韓基本条約は韓国が不利な時期に結ばれた。改正されないとと思う」[10/28]

    【それは韓国の都合でしょ【論説】木村幹・神戸大教授「日韓基本条約は韓国が不利な時期に結ばれた。改正されないとと思う」[10/28]】の続きを読む

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