1: ねこ名無し ★@無断転載は禁止 2016/11/16(水) 01:16:53.05 ID:CAP_USER
 過去最悪のペースで推移する保険金詐欺事件の減少に向け、韓国政府が重い腰を上げた。9月30日に施行された「保険金詐欺防止特別法」は、詐欺犯罪の中でも保険金詐欺に重点を置き、通常の詐欺罪よりも罰則を重くするほか、取り締まり態勢を強化する内容だ。しかし、2015年に摘発された保険金詐欺の被害金額だけで6549億ウォン(約600億円)に上る“詐欺大国”だけに、実効性は未知数だ。

過去最悪のペース

 韓国で施行された特別法は、保険金詐欺を通常の詐欺と別の犯罪と位置づけ、より重い処罰を科すものだ。これまでは「10年以下の懲役または2000万ウォン以下の罰金」だった詐欺罪の罰則を、保険金詐欺に限っては「同5000万ウォン以下の罰金」と、罰金額を約2.5倍にしたほか、常習犯や被害額が大きい悪質なケースは、加重処罰することができるという内容だ。

 あわせて、これまで整備されていなかった、疑わしい事案を保険会社が告発する際の手続きも整備。保険会社が韓国金融委員会に報告し、金融当局と共同で告発・捜査依頼を行うよう、捜査手続きを明確化し、正しい保険金申請者を保護しつつ、詐欺を抑制する狙いだ。

 こうした特別法が施行された背景には、保険金詐欺の急速な増加がある。2013年に5190億ウォンだった保険金詐欺の摘発金額は、14年に5997億ウォン、15年は6549億ウォンと毎年、過去最悪を更新。今年1~6月期の摘発金額は3480億ウォンと前年同期(3105億ウォン)を約12%上回るペースで推移しており、またしても最悪を更新する見通しが高い。

殺害依頼、領収書偽造…

 金融監督院が特別法施行に先立ち発表したプレスリリースには、こうした保険金詐欺の事例が並ぶ。

 「死亡保険金17億ウォン(約1億5000万円)を詐取する目的で、知人に約47万円で妻が夫の殺害を依頼した」

 「自動車整備会社の経営者が、中古部品を使った修理で純正部品の費用を請求したり、破損していない部位まで修理したように見せかけ、約3億2000万ウォン(約3000万円)を詐取した」

 金融監督院はこうした事例を踏まえ、「最近では、凶悪犯罪と連携したり、本業の人物が関与した組織的な保険詐欺へと進化する傾向がある」と指摘した。

 聯合ニュースによると、今月3日には京畿南部地方警察庁が7月からの4カ月間に行った保険詐欺の特別取り締まりで、953人を検挙したと発表した。

 検挙された多くは、偽の医療費の領収書を発行して保険金を得る手口や、多数の保険に加入して入退院を繰り返すなどの悪質な手口で、中には数年間にわたって犯行を繰り返したケースもあるという。

 また、7日には複数の医師と共謀し、虚偽のカルテを作成し総額124億ウォン(約11億円)の保険金を詐取したブローカーらが送検されるなど、悪質なケースが相次いでいるという。

施行1カ月…3割減の報道も

 保険金詐欺で奪われた保険金は、結果的に善良な多くの加入者の保険料を引き上げる要因となる。それだけに、韓国のポータルサイト大手、ネイバーには「この国の詐欺犯罪が減らないのは、軽い量刑基準のせいだ」「最近の世の中は、あまりにも怖い」などとするコメントが相次いだ。

 また、「公務員、政治家の腐敗で数十兆ウォンが吹き飛ぶほうがより大きい問題だ」と、朴槿恵大統領の友人による国政介入疑惑を批判する書き込みもある。

 こうした中で韓国の専門紙、韓国保険新聞は今月4日、大手損保が行った10月の保険金詐欺調査の新規着手件数が、前月比約3割減の2625件となり、特別法の施行から1カ月で保険金詐欺の発生件数は大幅に減少したと報じた。保険金支払い請求のうち詐欺の疑いがあるとして、調査に入った件数が3割減ったというのは、特別法施行による一定の抑止力が働いたといえなくもない。

 ただ、日本の場合は詐欺罪に罰金刑そのものがない。軽度な詐欺で被害額を全額返済すれば執行猶予となるケースはあるが、それ以外は実刑という厳しい量刑基準となっている。韓国の特別法で罰金を2倍超にしたからといって、本当に保険金詐欺が減るのかは未知数だ。(内田博文)

http://www.sankei.com/premium/news/161116/prm1611160006-n1.html

引用元: ・【韓国】「詐欺大国」韓国 悪質保険金詐取の多発に特別法 保険業界に福音?[11/16] [無断転載禁止]©2ch.net

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