1: ねこ名無し ★@無断転載は禁止 2016/10/16(日) 15:13:36.29 ID:CAP_USER
 韓国ソウル市がメーンストリートのおしゃれな「石だたみ」舗装を廃止し、アスファルトに戻すことを今月決定した。欧米の瀟洒(しょうしゃ)な町並みに憧れて「石だたみ」にしたのだが、舗装が割れたりはがれたりして道路はボロボロに。維持費に耐えかねわずか7年あまりで“先祖帰り”する。

 アスファルト舗装に戻るのは、ソウル市の景福宮の正門にあたる光化門と市庁を結ぶ「世宗路」。過去の施政者の世宗大王像などが並び、観光パンフレットなどでもメーン写真で紹介されるほどのスポットだ。

 韓国MBCニュースなど現地メディアによると、道路を石だたみにしたのは2009年8月。前年の4月から1年以上の工事を経て完成した。中央分離帯を広くとり親水公園としたのも特徴だった。ところが、「道路の破損が後を絶たない」というのだ。

 道路の真ん中がへこみ、石畳に使用した花崗岩やカラータイルは割れて破片が散乱…。まるでもぐら叩きゲームのように補修に次ぐ補修を重ね、一部に不適切な補修も加わってタイルの色やデザインも変わり、見苦しいものとなってしまった。同ニュースによると、世宗路の石だたみの修繕費は昨年だけで9億ウォン。過去5年間で24億ウォンにのぼる。あるタクシー運転手は「走行すると、客が車の天井に頭をぶつけるほど」と話したという。

 なぜこんな惨状になったのか。韓国通信社の聯合ニュース(電子版)によると、この道路は路線バスが1日平均で約3400台が通るなど大型車両の通行が多いと指摘する。一方、敷設工事に使用された花崗岩は数センチの薄いもの。またカラータイルは、日本では歩道に使われるようなもので、いずれも車道に適していないのだが、破損には別の原因も指摘されている。

 現地紙の毎日経済(電子版)などによると、ソウルでは未使用地下水の流出が問題になって久しい。2013年のデータで1日あたり年間5万6709トン、ソウル全体から出る地下水(17万8599トン)のうち約3割が捨てられているという。こうした地下水は地下鉄や建物の構造部に地下水が吹き出ることを防ぐため、継続的に捨てているとされる。

 この大量放出の結果、地下水とともに土砂も流れ、地盤沈下が進んでいるのだ。一部では地下に空洞(シンクホール)ができ、舗装の数センチ下に空洞が発生。人が歩くと重さで舗装が割れ、空洞に落下してけがをするという事案も複数発生している。また、石畳を敷く前の基礎工事が杜撰だったことも、メーンストリートの破損につながった。こうした都市開発の基本に関わる構造的な欠陥が「石畳の崩壊」という形で現れたのだ。

 一方、公園の「目玉」の親水公園も、安心して子供を遊ばせられるような代物ではない。

 朝鮮日報(電子版)など現地メディアは12年、韓国では水道水を直接飲む人は全人口の3%にすぎないとするソウル市上水道事業本部長のコメントを掲載した。韓国民が水道水を信用していないのだ。実際、11年にはソウルの水瓶の八堂湖が大規模汚染にさらされた。朝鮮日報(電子版)によると、上流にある屎尿処理場と下水処理場を併せた施設が集中豪雨で機能不全に陥り、大量の未処理の汚水が同湖に流出。水道水が臭って飲食に使えないという状況に陥った。

 道路に水道と、いずれの問題も地盤を調査したり下水処理施設の位置を慎重に検討するなど“基礎”を軽視した結果のようだ。

 最近の韓国をめぐっては、自慢の新製品のサムスン製スマートフォン「ギャラクシーノート7」が爆発事故の連発で生産中止に追い込まれたり、現代自動車の「ソナタ」などでエンジン欠陥問題が起こるなど、トラブル続きで、原因究明も遅れている。いずれも他国の製品を“参考”に、手っ取り早く商品化した副作用が出たのか。表面上の結果を優先し、目立たない基礎を軽視する韓国の「発展への道」は、行き止まりを迎えたのかもしれない。

http://www.sankei.com/west/news/161016/wst1610160032-n1.html

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8月、ソウル市のメーンストリート「世宗路」の親水公園で水浴びをする子供たち
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ソウルの目抜き通りの世宗路(右)。中央にはサムスン社のスマートフォンの広告看板が見える

引用元: ・【韓国】首都ソウルの中心で“もぐら叩き” 石畳を諦めた韓国の「基礎のありか」[10/16] [無断転載禁止]©2ch.net

【ソウル市の道路に水道、基本的な欠陥で「ボロボロ」】の続きを読む