1: ◆sRJYpneS5Y 2015/01/29(木)20:12:07 ID:???
 【ニューヨーク=黒沢潤】2007年から2期連続で国連事務総長を務めている潘基文(パン・ギムン)氏の
任期が残り2年を切った。気候変動問題に積極的に取り組む姿勢が高く評価される一方、紛争解決への指導力
不足が指摘されているほか、「自国優先」の姿勢への批判も多い。“名総長”として後世に名を残せるか
どうかは、今後の姿勢にかかっている。

 「歴史的な日だ。(温暖化対策の)行動を約束するため、これだけ各国首脳が集まったことはない。
われわれが(一致して)立ち向かえることを示した」

 潘氏は昨秋、自らの主宰で約120カ国の首脳級を集めた国連本部での気候変動サミットでこう強調した。
気候関連の会議への顔ぶれが、これまでの各国の温暖化政策担当者から、首脳レベルへと変わったことの意義は大きく、
「潘氏は各国に明確な覚悟を迫ることに成功した」(国連外交筋)と指摘する声は多い。(略)

 課題も多い。潘氏は昨秋、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の攻撃からシリア北部アイン・アラブ
(クルド名コバニ)を防衛するようデミストゥラ事務総長特使を通じる形で各国に呼び掛けた。
その一方、09年に終結したスリランカ政府と反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ」による内戦では、
市民に多数の死者が出てもすぐに動かなかった。「潘氏のもとで救済される人々は選別されてしまう」(国連記者)
と批判されるゆえんだ。(略)

 潘氏は10年、投獄されていた中国の民主活動家、劉暁波氏にノーベル平和賞授賞が決まった際、
おざなりの称賛をしただけに終わった。翌年半ば、事務総長続投を実現させるため、安保理常任理事国である中国の顔色を
うかがっていたことが大きいといわれる。

 潘氏の「自国優先」も疑問視されている。潘氏は昨秋の国連総会の際、各国首脳を国連本部で迎える一方、
母国・韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領をマンハッタン内の事務総長公邸に特別招待した。
今月初め、年頭の電話会談の相手として193カ国中、真っ先に選んだのも朴大統領だった。国連関係者の間からは
「韓国次期大統領選に“色気”を持つと指摘される中、母国を特別扱いする潘氏の行動は実に大胆だ」との声が漏れる。

 国連のドゥジャリク事務総長報道官は6日の定例会見で、朴氏との会談を真っ先に行った意図について聞かれ
「(答える)『引き出し』がいくつもあり、どれを開けたらいいのか定かでない」と答えにくそうに語った。

全文 産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/150129/wor1501290051-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/150129/wor1501290051-n2.html
http://www.sankei.com/world/news/150129/wor1501290051-n3.html

引用元: ・【国際】国連総長、韓国・朴槿恵氏に真っ先に年頭あいさつ 「母国特別扱いは実に大胆」 [H27/1/29]

【もう次の大統領気分か 【国際】潘基文国連事務総長、韓国・朴槿恵氏に真っ先に年頭あいさつ 「母国特別扱いは実に大胆」 [H27/1/29]】の続きを読む