▲歴史と地理などオーストラリア教科書[提供:駐シドニー韓国教育院]

(シドニー=聯合ニュース)キム・キソン特派員=オーストラリアにとって韓国は4大貿易国になるほど重要な国家になったが、オーストラリアの学生教材は韓国の内容が非常に貧弱でオーストラリア社会の韓国認知度不足にも影響を及ぼしているという報告書が出た。

駐シドニー韓国教育院(院長カン・スファン)が最近、歴史や地理などオーストラリア中高生用教科書(教材)を分析し12日公開した調査報告書によれば、これらの教材は韓国の発展した姿など現実について行くことができず、韓国の地位が十分に反映されていないことが明らかになった。

今回の調査はオーストラリア4州の多数のハイスクール(中高校過程)で使われる教材、合計26種と事例分析1種など全27種を対象に行われた。これらは歴史9種、歴史・地理4種、地理9種、経済3種などだ。歴史教材の場合、韓国を単独記述した内容を見つけるのが難しいだけでなく、時々あっても中国や日本など他国の歴史を扱う過程で国名だけに言及される程度だった。

具体的に言えば韓国を通じて日本に儒教と仏教が紹介されたとか、冷戦の紛争の一つとして朝鮮戦争に言及する形だった。9学年(中学3年)～10学年(高校1年)を対象にしたある歴史教材には韓国が数百年間、中国の'属国'(vassal state)だったという表現まであった。

地理教材の場合、歴史教材よりは韓国への言及が多かったが2000年代中盤に発行されたものをそのまま使っており、韓国の発展した姿や近づいた韓豪関係をきちんと反映できていなかった。また、歴史でも地理でも教材ほとんどすべてで東海は'日本海'と表記されていた。

韓国の内容がほとんど眼に触れない中、歴史と地理の教材各1種にはデジタル技術の発達と共に歌手PSYが'江南（カンナム）スタイル'で全世界的に大人気を呼んだという内容が紹介された。報告書作成者のニューサウスウェールズ大(UNSW)大学院のキム・ヨンミ、イ・グンジュ研究員は「歴史は言うまでもなく、教科全般で中国と日本より韓国の内容が非常に不足している」として韓豪間の経済関係を助ける韓国文化の世界化を考え韓国の分量をもう少し増やす必要があると指摘した。

報告書は韓国の内容が絶対的に不足していることに関連して連邦政府の教育過程ガイドライン(指針)を指摘した。イ・グンジュ研究員は「オーストラリアの教科書制度は自由発行制で、学校や教師が教科課程に合わせて出版された多様な教材の中から自律的に採択し教材とともに様々な参考書やオンライン資料などを活用して教える」と話した。

イ研究員は引き続き、教師たちが主に連邦政府教育部が準備した教育過程指針を受け入れ、それには中国や日本と異なり韓国への言及がなく学校で韓国に関する授業がないと説明した。カン・スファン教育院長は「韓国に関する内容が地位に比べてあまりに少ない。新しい学期が始まる来年初めには連邦教育部と教材出版社に韓国紹介の資料とともに改善を要求する書簡を送る計画」と話した。

今回の報告書は外交部が行っている「外国教科書内韓国発展像記述拡大」事業の支援を受けて行われた。

ソース：聯合ニュース(韓国語) "オーストラリア教科書に韓国内容貧弱…東海は日本海で表記"
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2016/12/12/0200000000AKR20161212071800093.HTML

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http://mint.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1481187866/